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PLSシステムの導入

PLSシステムを導入することで、AtoZの子供クラスは大きく変わりました。
一番変わったことは子供たちの表情でした。

全部英語でスピード感をもって進んでいく授業では、子供たちにとってはきっとわからないことも山ほどあるでしょう。
しかし、子供たちは授業が終わると達成感をもった笑顔で教室から出てきました。
子供にとっては、何もかも全部理解してわかることよりも、
途切れることない集中力で、シャワーのように浴びせられる英語を聞きながら推測してわかっていくことに喜びや楽しさを感じるのだ、ということに気づきました。
その上、PLSプログラムは一つ一つの活動に、子供にどのような力をつけたいのか、という明確な目的と意味があるので、
先生も迷うことなくレッスンを進めていけます。
そしてその結果が必ず子供に表れてくるので、やりがいと自信を持てます。

ようやくAtoZの子供クラスが、「PLSシステム」という正しい地図を持って、「英語を使えるようになる」というゴールに向かって進み始めました。
・・・・とは言っても、どのクラスも一斉にうまくPLSで進められたわけではありません。
日本語の説明に慣れている子は、英語だけの授業に「わからない、わからない」と言って聞こうとしなかったり、
先生もアクティビティのやり方がわからなくて自己流になっていたりと、
AtoZの先生やスタッフ皆が学びながらのPLS導入でしたので、時には不安になったりもしていました。

しかし、その不安を払しょくしてくれたのは子供たちの進歩でした。
子どもはすごい!何でも吸収していきました。
Children can learn anything. ますみ先生がよく言います、まさしくその通り。
正しいものを正しい方法で与えてあげていくと、驚くように吸収していきます。
一つ一つの単語で教えようとしていたものが、
PLSでは英語のかたまりで、どんどん子供たちの記憶の中に入っていく、というよりは体に浸み込んでいくのだなぁ、ということを感じました。
英語を勉強する、という事に対しての新しい感覚でした。
(次号に続く)