TOEIC試験時間が1時間に! 新スタイルの内容
- 2020.07.15
- カテゴリー: 英語
TOEICのIP(団体受験)テストがオンライン受検可能になったのは意外と知られていない情報かと思います。
今年度から自宅からでも受けられるようになりました。
テスト内容もだいぶ変化があります。
①受験時間が1時間に
今まではリスニング45分、リーディング75分、全部で2時間だったテスト時間が、リスニング25分、リーディング37分と約半分となりました。今まで2時間集中力が続かないと苦労されていた方も1時間であれば力を発揮されやすいかもしれません。
②問題がレベル別に変化する
ペーパーのテストでは、上級の人も初級の人も200問同じ問題を受けていましたが、オンラインのテストでは、リスニング、リーディングともUnit1とUnit2に分かれており、Unit2ではUnit1での正答率によって、問題の内容が変わってくるとのことです。
つまり、上級の人には上級のレベルの問題、初級の方には初級の方が答えられる範囲の問題が出てくることが予想されます。「自分のレベル内で出題される」と思えば、難しい問題に時間をとられて悔しい思いをすることもないですね。
③問題の先読みができない
TOEICのテスト攻略法の一つ「先読み」がオンラインではできません。今まではリスニングのインストラクションが流れているうちに、Part3やPart4の問題を先読みしておけばよい、ということがありましたが、それがほとんど叶いません。Part3やPart4に関しては、画面の切り替えに関わる数秒と、リスニング問題が流れている間に設問を読む必要が出てきます。高得点をとるには「音声をききながら設問を読む」という今までになかったスキルが必要になってきます。
公式のページでは1時間のオンラインテストと今までのテストのスコアに互換性はあると説明がありますが、ペーパーの2時間とオンラインの1時間とだいぶ対策やテストの好みが出てくるだろうと思います。
TOEICでハイスコアを狙う方はテスト形式をよく研究し、対策を練って受検されることをお勧めします。