講師スタッフ紹介

Kayo 先生
かよ
松本校

他人との比較や評価に惑わされず伸びていくための助けを。

私は高校卒業後アメリカに留学し、現地の大学を卒業しました。「英語が得意だったんですか」ときかれることがありますが、高校時代の成績は平均点のまわりをウロウロ(英検4級)。これといった夢や計画もなく、「とりあえず語学留学」という何ともあやうい始まりでした。地方の高校生だった私は、学校でリスニングやスピーキングを練習したことは皆無に近く、「聞けない、話せない」という危機感さえないまま、異国での生活がスタートしました。加えて初めての一人暮らし。すぐにホームシックになり、3ヶ月ほどは、飛行機を見ては「あれは日本に行くのかなあ」と勝手に想像して涙、花を見れば「日本の桜が恋しいなあ」と涙の日々でした。でも、いま思えば、留学していなかったら、気の小さい私がこれほど多くの人と出会い、さまざまな経験をすることはできなかったと思います。留学は、私が人生でした最高の選択の1つです。 現在、おもに小学校から高校までの生徒さんを担当し、子どもたちが大きく成長する時期にかかわれる喜びを味わっています。できなかったことができるようになる瞬間や大人顔負けの優しく細やかな心遣いをする姿に胸が熱くなったり、意外な特技や長所に感動したり、だれかに話したくてウズウズしてしまうような体験がたくさんあります。 「子どもたちに幸せになってほしい」という大人の願いは、いつの時代も変わりません。しかし、子どもたちにどんな力をつけてやればそれが叶うのかは時代とともに変わり続けます。敎育に関わるものとして、私もその答えをさがし続けてきました。そして行きついたのが「自己肯定感(self-esteem)」です。英語の指導を通して、子どもたち一人ひとりが自分のよさに気づき、他人との比較や評価に惑われることなく、思いっきり自分らしく伸びていく助けができたら、これほど嬉しいことはありません。どんな状況でも自分を心から好きだと言えたら、その子の人生はきっと幸せだと信じています。 私がAtoZを職場として選びつづけているのは、子どもたちの未来に何が必要かを本気で追求しつづける姿勢に共感するからです。「子どものために何がよいか」をためらいなく最優先しているスタッフの姿を見るにつけ、ここで教えられることを幸運に思います。